以前、大学受験にオススメの単語帳として、「【迷ったらコレ!】正しい英単語帳の選び方。オススメの英単語帳2冊」の記事内で2冊の単語帳を紹介しました。
この記事では高校入試にオススメの英語の単語帳とその活用法についてご紹介します。
よく読者の方から下記のようなご質問をいただきます。
「単語力をつけたいけど、どの単語帳がいいのかわからない。」
「単語帳をどう使えばいいか分からない」
確かに英語の単語力を上げるためには単語帳が必要ですし、まずは単語を覚えないと長文や他の問題も解けません。
英単語は国語で言う漢字、数学で言う公式のように前提条件として必要なものです。
そこでこの記事ではわたしがオススメする英単語帳、学研のランク順の英単語帳をご紹介します。
中学英単語1850〔新版〕 (高校入試ランク順) [ 学研教育出版 ]
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この単語帳はただ単語が書いてあるだけではなく、様々な活用法があるのでとてもオススメです。
ぜひ単語帳を選ぶ際、また活用する際の参考としてください。
私がおすすめする単語帳
それではこれから私がこの単語帳をオススメする理由を説明していきます。
抜群の見やすさ
まずオススメポイントとして挙げたいのは、何より見やすいということです。
抜群のカラーリングで、どこに何が書いてあるかひと目で分かります。
勉強が苦手な生徒は文章だけやモノクロの参考書や単語帳を嫌う傾向がありますが、これはそんな勉強嫌いでも気軽に見ることができます。
正直、どの単語帳を選んだとしても最終的に大事になるのはどのように活用するのかです。
つまり書いてある単語や意味はそこまで大きな違いはありません。
あとは生徒がいかに単語帳に取り組むかです。
その点、この単語帳はカラーリングが絶妙なのでとても見やすい単語帳となっており、生徒としても取り組みやすい一冊になっています。
レベル別に分類
次にオススメするポイントとして、分かりやすい基準でレベル別になっているということです。
単語帳によっては一応レベル別に別れていますが、あまり基準が明確でない場合がありますが、この単語帳は5つのレベルに分かれていて、それぞれ基準が明確になっています。
その5つのレベルは下記のとおりです。
- 最重要レベル:入試英文の骨組みになる最も重要な単語(1〜229)
- 基本レベル:高校入試で数多く出されてる基本単語(230〜505)
- 標準レベル:高校入試対策としておさえておきたい標準レベル(506〜805)
- 高得点レベル:都道府県立などの公立校で高得点をねらうための単語(806〜1263)
- 超ハイレベル:難関校の入試で出題されるハイレベルな単語(1264〜1850)
以上のようにレベルが分かれておりますが、全ての単語を覚えるのはなかなか時間的にもレベル的にも厳しいと思います。
もし偏差値50の高校を目指すのであれば、またそれ以下でも高校の英語についていくために標準レベルまで完璧にすることをオススメします。
カタカナの発音
またこの単語帳には、カタカナでの発音が書かれています。
カタカナの発音については賛否両論があると思いますが、私はまずはカタカナで発音するということは良いと思っております。
全く発音が分からずただスペルだけを覚えるよりは、しっかりと発音をして覚えていくほうが明らかに効率は良いです。
また最初から完璧に発音できる人なんていません。
まずはカタカナの発音を覚えて、もしネイティブに近い発音が必要となるのであれば、その後リスニングやネイティブの発音を聞いて近づけていくことをオススメします。
ネットから音声をダウンロードできる
この単語帳はネットから単語の音声をダウンロードすることができます。
(学研ホームページ)
音声ダウンロードはこちら(学研のサイトへ)
>http://hon.gakken.jp/download/rankjun
私はよく生徒に言っていますが、英語は発音が命です。
発音をしないで意味やスペルだけ覚えていると、いずれ苦労します。
ましてや2020年の大学入試改革に向けて、英語は4技能が必要とされます。
※英語4技能・・・reading / listening / speaking / writing
もし英語の発音が分からずにスペルや意味だけ覚えていると、新入試に対応できず大変苦労します。
英単語を覚えるときには、必ず発音とともに覚えるようにしましょう。
このサイトからダウンロード出来る音声は、「英単語→日本語訳→英単語」の順で音声が流れます。
音声ダウンロードはこちら(学研のサイトへ)
>http://hon.gakken.jp/download/rankjun
アプリで単語テストができる
この単語帳はアプリで単語テストをすることができます。
(アプリ画面)
このアプリは認証などは必要ありませんので、単語帳を買っていない人でも使うことができますが、単語帳と合わせて活用するほうが効果的です。
このアプリの単語テストは上の画像のように答えを選択する形式ですので、軽い気持ちでの確認テストという位置づけです。
また選択式なので、生徒としても取り組みやすいというメリットもあります。
フリーソフトでテスト作成ができる
アプリで単語テストができるだけでなく、更にパソコンのフリーソフトで単語帳を作成することができます。
(単語テスト作成画面)
音声ダウンロードはこちら(学研のサイトへ)
>http://hon.gakken.jp/download/rankjun
アプリとは別に紙でも単語テストをすることにより、さらなる定着が図れます。
もちろんこのソフトは無料で使うことができ、一度パソコンにインストールしてしまえばいつでもどこでも単語テストを作成することができます。
この単語テストではただ意味を英単語の意味を答えるテストも作ることができますが、次の各項目のテストを作ることができます。
- 語の和訳(英単語の意味を答える)
- 語の英訳(日本語を英語にする)
- 語形変化(過去形や三単現の形を答える)
- 適語補充(穴埋め)
- 例文和訳(英文を日本語訳する)
- 英作文(日本語を英文にする)
このうち、まずは語の和訳と語形変化、そして例文和訳に取り組みましょう。
そしてさらなるレベルアップとして残りの語の英訳や適語補充に取り組むことをオススメいたします。
この単語テスト作成ツールはどの範囲の単語を出題するか、出題数、そしてどの品詞の単語を出題するか選べるので、非常に優れた単語テスト作成ツールです。
アプリの単語テストともに活用することで、より効果的な単語の勉強をすることができます。
音声ダウンロードはこちら(学研のサイトへ)
>http://hon.gakken.jp/download/rankjun
単語帳の活用の仕方
ここまでランク順の単語帳がどういう単語帳か説明してきました。
ここからはこの単語帳をどう活用していくのがいいか説明していきます。
もちろん単語帳の活用は様々あると思いますので、活用法の一つとして参考にしていただければと思います。
単語帳→アプリで単語テスト→紙で単語テスト
私がオススメする活用法は、単語帳とアプリの単語テストと紙の単語テストの3つを活用する方法です。
多くの中学生や高校生は単語帳飲みを使って単語を覚えようとします。
学校や塾で用意された単語テストを行うのであればいいのですが、単語帳だけでは絶対に無理です。
インプットしたものをアウトプットして、はじめて身につきます。
単語帳の活用法
まずは単語帳で単語を覚えましょう。
この時のコツとしては、わからない単語だけを覚えるということです。
この単語帳は全部で1850単語収録されています。
これを全て覚えようとすると気が遠くなりますし、現実的に厳しいと思います。
どの単語帳でもそうですが、単語を覚えるときのコツとしてはわからない単語だけを覚えることです。
知っている単語はおさらい程度で軽く流してしまえばいいのです。
まずは単語帳を開き、付属の赤シートで単語の意味を隠しましょう。
その状態で単語の意味を考えます。
単語の意味が分かればもう飛ばしてOKです。
重要なのは意味が分からなかった単語です。
意味が分からなかった単語には、チェックマークをつけましょう。
これでページを開いたときに、分からなかった単語がひと目で見分けられ、またチェックが付いているとその箇所が一番最初に目に入ると思います。
ココがポイントで、人は最初に見たものは記憶に残しやすいので、まずは分からない単語を先に見るようにチェックをつけるのです。
アプリ活用法
次にアプリの活用法についてです。
アプリの単語テストの良いところは、答えが選択肢というところです。
答えが空欄で自分で考えなきゃいけないと、分からなければ何も分からないのでやる気を無くします。
しかし選択式だと答えの候補があり、かすかな記憶でも答えらるので気軽に取り組むことができます。
単語テスト作成ソフト活用法
最後に紙での単語テストに取り組みます。
単語帳で単語を覚え、アプリで簡単に単語テストで確認し、その最終チェックとなります。
この単語テストは自力で答えを考えなければならないので、単語を本当に覚えているかどうか確認ができます。
まとめ
この記事では学研から出版されているランク順の英単語帳をご紹介しました。
また単語帳の活用法についてもご紹介しました。
単語帳はただ見てるだけだと、なかなか覚えることは出来ません。
しっかりと効率よく活用することにより、初めて単語を覚えることができます。
単語帳を探している方、また単語帳をどう使えばいいのか迷っている方はぜひ参考にしてください。
中学英単語1850〔新版〕 (高校入試ランク順) [ 学研教育出版 ]
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