数学が苦手、計算が苦手という方には、ぜひ次の方法を実行してほしい。
数学が出来るようになるためには、まずやってほしいことがある。
それは途中計算を消さないことである。
多くの子どもはよくこの途中計算を消すことが多い。
それでは自分が間違えた箇所がわからず、また同じミスを繰り返してしまうのです。
これではいつまで経っても計算ミスはなくならず、また数学の成績も上がりません。
大人で例えると、仕事において必須とも言えるPDCAである。
PDCAとは「P=プラン・計画」「D=ドゥー・実行する」「C=チェック・評価」「A=アクト・改善」のことである。
まず計画を立て、それを実行し、効果を検証し、そして改善点を見つけて次の計画に活かすことである。
これを繰り返すことによって、仕事がどんどん効果的なものになっていくことをPDCAサイクルと言います。
数学をこれに当てはまるとどうでしょう。
まずは問題を見て、どう計算するか計画をします(=P・計画)。
その後、実際にそれを計算します(=D・実行)。
そして答え合わせをします(=C・評価)。
ここまでは良いのです。
しかし途中計算を消してしまうと、次の改善をすることが出来ないのです。
自分の間違えたところが分からないので、もしかしたら評価もうまく出来ないかもしれません。
これではいくら計算しても途中計算を正しくすることが出来ず、成績は一向に良くなりません。
ただ途中計算を消すなと子どもに言っても子どもは消したがるものです。
ノートを少しでも綺麗にしたいという思いから、途中計算を消してしまうのです。
ではどうするか。
私がオススメする方法はボールペンとコピー用紙を使う方法です。
これで数学の成績は向上します。
私も実際にこの方法で急激に向上しました。
方法は単純明快です。
いつも使っているシャープペンシルを使うことをやめてボールペンを使うようにして、ノートではなくコピー用紙に計算をするのです。
まずシャーペンは消すことが出来るのがあまり良くないです。
消すことが出来るとわかっていると、ミスをしても直すことが出来るという心理が働きミスが発生しやすいのです。
それに比べてボールペンは消せるものを除き、基本は消すことが出来ません。
よってミスが出来ないという心理が働き常に慎重に計算する癖がつきます。
これが数学には大事なのです。
ただでさえ問題が多くて時間がかかる数学に時間をミスをして時間をかけて計算をしてられないですよね。
普段からミスが出来ないというプレッシャーを与えるのです。
そしてもう一つ大事なのがコピー用紙を使うということです。
なぜコピー用紙なのかというと、それはめちゃくちゃに計算できるからです。
ノートだとどうしても綺麗に計算しないといけないという思いが出てきます。
しかしよく考えてみてください。
大人の皆様には分かると思いますが、中学校・高校のノートを今でも残していますか。
おそらくはずっと前に捨ててしまいましたよね。
確かに綺麗にノートを取ると後で勉強するときに大いに役に立ちます。
しかし一生残らないのであれば、すべてのノートを綺麗に取る必要はないと私は思います。
そこで数学はノートではなく真っ白なコピー用紙にすることをおすすめします。
綺麗に書くことを意識するのではなく、とにかくがむしゃらに計算をするのです。
そしてボールペンで計算して、ミスしたところを見逃さないということが大切なのです。
ボールペンもコピー用紙もそこまで費用はかかりません。
ぜひ実行してください。
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