「いつも怒ってばかりで、子どもの自己肯定感が下がっていないか心配…」と悩んでいませんか?
子どもの自己肯定感が下がると、以下のような問題が起こります。
・チャレンジする気持ちがなくなる
・立ち直る力がなくなる
・自分を守ろうと嘘をつくようになる
・人に思いやりをもてなくなる
自分に自信がもてなくなるので、成長過程でこのような歪みが生まれてしまいます。
実は、子どもの自己肯定感を上げるには、簡単な方法があるのです。
全て今日から使える方法で、保護者にとっての負担はほとんどありません。
記事を読み終わったあとにぜひ実践して、親子で自己肯定感を高めてみてくださいね。
自己肯定感を上げる方法は?
子どもの自己肯定感を上げるには、お伝えする以下の3つを実践すれば大丈夫です。
(1)自己肯定感を上げる3つの方法
②Show&Tellをする
③3 good thingsをする
どれか1つでも実践するだけで、子どもの自己肯定感は少しずつ上がっていきます。
これからそれぞれについて説明をしていきます。
(2)自己肯定感が低い日本人
そもそも日本人は、他国に比べて自己肯定感が低いと言われています。
これは日本の教育も原因の1つです。
ですから子どもには、意識的に自己肯定感を上げる接し方をしていく必要があります。
①自己肯定感と「ポジティブな言葉」との関係
自己肯定感の低い人は、「人と比べたら、自分はそんなにできない」のように、周りの人を基準に考えてしまう傾向があります。
そんな人には「リフレ―ミング」が有効です。
(1)リフレーミングってなに?
「リフレーミング」とは、カウンセリングで使われている方法のひとつです。
自分が見ている物の枠組み(フレーム)を、別の枠組みで考え直す(リフレーム)ので、リフレ―ミングといいます。
つまり「視点を変える」ということです。
小学校の道徳でも、近年の学習指導要領の改訂から「多面的・多角的な視点」を重視しています。
どんな物事でも「見る面を変えれば、別の見え方がある」ということです。
(2)リフレーミングの使い方は?
そしてこのリフレ―ミングをするときに使えるのが
「~のおかげで」
「~だからこそ」
この2つ。
子どもの短所でも、この言葉を使うとあっという間に長所に早変わりします。
例
↓
こういう具合です。
②自己肯定感が上がる「Show&Tell」ってなに?
(1)Show&Tellとは?
Show&Tellとは、アメリカなどの幼稚園や小学校で行われる教育科目です。
自分の好きなものや興味のあるものを、クラスの友だちに向けて発表します。
日本の小学校でも「日直さんの1分間スピーチ」という取り組みは、よく聞きますね。
(2)Show&Tellのやり方は?
教育科目として行われるShow&Tellの一般的なやり方は、以下の通りです。
これを繰り返すことで、自分のいいところに気づきやすくなります。
「あなたのいいところは?」と問われすぐに、思い出せるようになります。
家族でローテーションしていけば、家庭でも同じように取り組むことができますよ。
③「3 good things」で明日から自己肯定感アップ!
夜寝る前になると「ああ、今日はあんな嫌なことがあったな・・・」と、どうしてもマイナスなことを思い出してしまうことってありませんか?
実はこれ、脳によくない影響を及ぼしています。
それなら反対に「その日にあった、よかったことを思い出そう」というのが3 good thingsの考え方です。
(1)3 good things ってなに?
「1日の寝る前に、その日にあったよかったことを3つ書き出す」というものです。
たったそれだけでいいのは、時間のないお家の方でも続きそうですよね。
(2)3 good thingsのやり方は?
上でお伝えした通り、「その日にあったよかったことを、3つ書き出す」方法です。
ただこれは大人向けのやり方なので、親子で取り組む場合は「よかったことを、親と子で3つずつ伝え合う」のがよいと思います。
寝る前の落ち着いた雰囲気の中で、できるといいですね。
内容はどんなことでもOK。
「給食の揚げパンをおかわりできた」
「宿題がいつもよりも早く終わった」など
学校であったことでも家のことでも、小さなことでも大丈夫です。
お家の人も3つよかったことを話すことで、子どもとプラスのコミュニケーションになります。
「そういう話もしていいんだな」という気づきにつながり、表現の幅が広がることも想定できますね。
子どもの自己肯定感を上げる方法まとめ
上記で紹介した「子どもの自己肯定感を上げる方法」を実践していただくと、子どもが自分を好きになるだけでなく、周りの人に対しても優しい気持ちで接することができるようになりますよ。
明日から1つでも、ぜひ行動にうつしてみてください。
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