皆さん、志望動機は何と書いていますか
就職活動においてもアルバイトの面接においても、必ず書く機会がある、もしくは言う機会のあるものがこの志望動機です。
なぜこの会社の採用に申し込んだかの意思表示をするのが志望動機です。
志望動機も選考理由の立派な一つの選考要素になります。
皆さん、この志望動機には何と書いていますか。
よく就活生から履歴書やESの添削を依頼され見ていると、度肝を抜かれるような内容があります。
よくこれで今まで就活をしていたなと思えるような内容が多いのです。
確かに志望動機が就活の全てではありませんが、選考要素の一つでもあります。
そのため志望動機は軽視出来ません。
しっかりと内容を吟味して志望動機を書く必要があります。
選考に通過しない就活生の志望動機
内面的にとても良い人物でもこの志望動機がしっかりしていないと選考には通りません。
面接官にとっては全てが同じに見える就活生です。
就活生はまず文面で他の学生とは違うというところを表現しなければなりません。
しかしただ文面にすればいいという訳ではありません。
書き方や表現によっては足切りのような扱いをされることさえあります。
下記では選考に通らない就活生の志望動機を説明していきます。
・・・がやりたいから、・・・が好きだから
これは非常に多くの就活生が志望動機とする内容です。
例えば車が好きだから車メーカーを選んだ、コーヒーが好きだからコーヒー関係の会社を選んだなどです。
確かに好きなことを仕事にしたい気持ちは分かります。
しかし正直のところ、これを書いた時点でもう面接官のあなたに対する評価はガタ落ちです。
何かやりたいことがあるのであれば、それは趣味でやってくださいっていう話ですね。
会社で働くというのはしっかりと会社に貢献することにより、その対価として会社から給料をもらうのです。
それなのにやりたいことをやって、その上お金をもらうというのはどう考えてもおかしいですよね。
そのため、・・・がやりたいからとか、・・・が好きだからという志望動機は、正しい志望動機にはなりません。
さらに好きなことを仕事にすると、必ず好きなことと仕事とのギャップを感じ、仕事を辞める可能性が高くなります。
私の知り合いでもバイクが好きだからバイク関係の仕事についたけど、仕事が嫌になり、その結果バイクも嫌いになったという人がいます。
好きなことはあくまでも好きなことで別にすることをオススメします。
貴社で成長したい
この志望動機も選考には通過しませんね。
しかしこれもよく就活生が志望動機に使う言葉です。
この言葉は志望動機では絶対に使ってはいけません。
なぜならこれは相手に対して失礼に当たるからです。
これを別の言葉を使うと次のようになります。
「あなたを利用して自分を有利にしたい」
もしあなたが面接官でこう言われたらどう思いますか。
確実にイラッとしますよね。
この志望動機はこう捉えられます。
会社を利用して個人的に成長して、成長しきったらその会社を捨てて次に行く。
どうですか、酷い話だと思いませんか。
この言葉はこのように捉えることが出来るのです。
会社を自分が成長するための手段として利用して、用がなくなったら次に行くのです。
志望動機やESではこの表現も使ってはいけません。
しかし成長意欲をアピールすることとはまた別の話です。
例えば社会人になっても成長することを怠らず、貴社に貢献したいなどは問題はありません。
仕事は趣味ではない
上記の2点は志望動機では絶対に使用してはダメです。
仕事は趣味ではありません。
会社のために貢献する業務なのです。
そのため、やりたいことを仕事にするとか、好きだから仕事にするというのは決して懸命ではありません。
楽しい仕事をしたいとかもってのほかです。
あの2013年に野球選手を引退した元ヤクルトの宮本選手。
2000本安打も達成したあんな偉大な選手でも、野球が嫌だったと言っていたんです。
それくらい仕事には責任とプレッシャーが伴ってきます。
しかしその重厚に耐えて仕事をすることに対して給料が支払われるのです。
企業が欲しくなるような志望動機を考える
このように志望動機は選考の重要な一つのファクターであるにも関わらず、就活生からは意外と軽視されているのが現実です。
内定に近づくためにも志望動機をしっかりと見直すことをオススメします。
ではどのような志望動機を書けばいいのか、おおまかに説明していきます。
会社は個人のためにあるのではない
まず会社の存在意義を考えましょう。
会社は何のためにあるのか、会社の目的は何なのかをしっかりと考えましょう。
そうすると何を書けばいいのかというのが自然と見えてきます。
そして自分が面接官になったつもりで考えてみます。
多くの就活生は主観的にものを考えすぎていて、自分の都合のいいように解釈して、それが志望動機やESにあらわれています。
それでは選考には通過しません。
就活は企業と就活生のマッチングが必要になります。
一人よがりな就活生はどこの企業も必要とはしません。
ものごとを客観的に捉えることにより、考え方も大きく変わってきます。
会社の一番の目的は利益
では会社はどんな人物が欲しいのか。
それは会社に利益をもたらすことの出来る人物です。
会社の一番の目的は利益です。
会社が広告やメディアでたとえお客様第1主義などと言っていても、結局のところ一番の目的は利益です。
そのため、企業は就活生の中でも利益をもたらすことの出来る就活生を採用します。
もしくは利益をもたらす可能性を秘めている就活生を採用します。
従業員はいかにその会社に利益をもたらすことが出来るか
企業が一番求めている人物とは会社に利益をもたらすことの出来る人物です。
志望動機やESでそこを攻めましょう。
私はこういった能力を持っていて、それを活用し貴社に貢献するのように会社に貢献できるというアピールをしましょう。
よく就活生は貴社で新しいことがしたいとか、これがしたいというアピールをしてきます。
それが会社に利益をもたらすことの出来る内容であればいいですが、それが会社に全くの利益をもたらさないのであれば論外ですね。
会社の第1目的を考えて、何をアピールすべきかをしっかりと考えましょう。
もし具体的に何を書けばいいのかなどお悩みの方は、お気軽にご連絡ください。
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