普段の勉強は何をすべきか
勉強しろ、勉強しなさいと言われても、何をどう勉強したらいいのか分からない。
こういう生徒も多いですし、同じ疑問を持つようなご家庭も多いと思います。
いきなり上司に「日本を変えろ!」と言われても、どうしたらいいかわかりませんよね。
子どもたちもこれと同じです。
今まであまりして来なかったことをいきなりやれと言われても、やり方が分からないのです。
やり方が分からないのであれば、勉強も出来るわけはありません。
したがってまずは勉強の方法を教えて上げる必要があります。
勉強にも種類はある
勉強と言っても一概に言えるものではありません。
問題集を解くのも勉強、参考書を見るのも勉強です。
学校の先生や塾の先生にわからないところを聞くのも勉強です。
どの勉強も重要ですが、私が一番重要と考えているのはやはり予習と復習です。
復習・予習の重要性
みなさんも既にご存知だとは思います。
予習はまだ学校や塾で勉強していないことを、先回りして勉強することです。
復習は学校や塾で勉強したことを家などで勉強することです。
予習をすることによるメリット
予習をすることにより学校の授業が少しだけ楽しくなるのです。
そもそも学校の授業が何でつまらないかというと、自分の知らないことを長々と説明されるからです。
自分の好きでないことや知らないことについて語られても、へぇーくらいにしか思わないですよね。
学校の授業もそれと同じです。
基本的には自分の知らないことを授業でやるので、授業はつまらないのです。
そこで予習の重要性が出てきます。
予習はまだ学校や塾で勉強していないことを先回りして勉強することです。
先回りして勉強することにより、完璧には理解できないものの多少のイメージは掴めると思います。
このイメージを掴むことが大事なのです。
全く何も知らないで望むより、少しでもイメージを掴んで望むほうがはるかに効率がいいですし、授業の内容について興味も湧いてきます。
興味が湧くと授業も楽しくなるのです。
みなさんも何か新しいことを初めて、少しコツが分かったりするともっと知りたくなりますよね。
学校の授業もそれと同じなのです。
少しでもイメージを掴むことが出来れば、授業も徐々にではありますが楽しくなるのです。
これが予習をすることのメリットです。
復習をすることによるメリット
復習をすることによるメリットとは、それは長期記憶に残りやすくなるということです。
人間の記憶というのは基本的にはほとんど短期記憶になります。
短期記憶とは簡単に言うとすぐ忘れてしまうということです。
しかし自分の好きなことについては記憶しても短期記憶にならない場合もあります。
例えば好きなスポーツ選手の活躍情報とか、気になっている人の情報などは一回聞いただけでもよく覚えていますよね。
それとは対照的にほとんどのことは短期記憶となりすぐに忘れてしまうのです。
勉強も同じです。
学校の授業などは基本的に子どもには興味のないことです。
興味のないことを次の日も覚えていられるでしょうか。
答えはノーです。
言われれば思い出すかもしれませんが、自分から思い出すということは中々出来ません。
そこで復習の重要性が出てきます。
復習は記憶を長期記憶にする手段です。
復習をすることにより短期記憶になりそうな事象を長期記憶になるように手助けをしてあげるのです。
そうすることにより長期記憶になりやすい、もしくは短期記憶でも忘れるまでの期間が長くなります。
それが復習の大きな役割でもありメリットでもあります。
一番いい勉強法
一番効率のいい勉強とは、学校や塾の授業の前に一度予習を行い、授業が終わったらしっかりと復習をすることです。
予習をすることにより授業の全体のイメージをします。
そしてそのイメージをもった状態で授業に望むことにより、予習をしていない状態より遥かに記憶に残りやすくなります。
そしてさらに復習をすることによりなおさら記憶に定着させることが出来ます。
しかし部活が忙しかったり時間がない場合、予習をすることが出来ないことがあります。
その時はさいあくでも復習だけは必ずするようにしましょう。
確かに予習はまだ勉強していないことを勉強するので時間ががかかり難しいのです。
しかし復習は既に勉強したことを確認するので、そこまで時間はかかりません。
そしてしっかり復習をすることにより長期記憶にも残りやすくなります。
時間がなくても必ず復習をしっかりする習慣を付けましょう。
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