あの話題作「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を読んでみた

ビリギャル勉強コラム

「君はね、人間のクズだよ」

もしあなたがこんなこと言われたらどうしますか?

この言葉はビリギャルこと小林さやかさんは中学3年の時に、校長先生からこう言われたそうです。

先生からこんな酷い言葉を言われたら、もう学校にも行きたくなくなりますよね・・・

それくらい学校の仲でも問題児だった女子学生が、高校2年生から必死で勉強して現役で慶応大学に合格する物語、それがビリギャルです。

スポンサーリンク

ビリギャルとは

ビリギャルとはその名の通り、クラスでもビリの学力を持つギャルです。

この話の小林さやかさんは名古屋では有名な中高大エスカレーター式のお嬢様学校に通っていたそうです。

中学2年生まではいたって普通の中学生として生活していましたが、中学3年生でギャル風の友達と仲良くなって、それからさやかさんも徐々にギャルの道へと進んだそうです。

未成年でタバコも吸い、いろいろな遊びを覚え・・・。

もう勉強とは無縁の世界でさやかさんは生活をしていきます。

いくらエスカレーター式の学校とはいえども、さすがに内部進学が出来ないのではないかと心配した母親がある塾に通わせてから、さやかさんの人生は180度方向転換します。

それが今は有名になった坪田塾です。

小林さやかさんはこんな高校生だった

ビリギャル小林さやかさんの高校時代

みなさん、この右側のいかにもギャルと言えるような女性が、現役で慶応大学に合格出来ると思いますか?

いくら見た目で判断するのは良くないとは言えども、私は少なくとも思えません。

こんないかにも勉強なんてしなさそうな女性が現役で慶応大学に合格するのです。

有村架純さんが映画で小林さやかさん役を演じる

このビリギャルはまず書籍化され、その後に映画化もされました。

その映画で主演を演じたのが、有村架純さんです。

私は海外旅行に行った時、飛行機の中でこの映画を見たのですが、最後泣きました。

偏差値30はどのくらいのレベルか?

みなさん、偏差値30の生徒がどれくらいの実力かご存知ですか?

偏差値は一般的には20くらいから80くらいまでで数値化されており、平均は50です。

偏差値50をとれば、いわゆる普通、一般的と言われるレベルです。

では偏差値30とはどれくらいの学力なのか。

仮に数学で言うと、九九を覚えることやプラスマイナスだけの簡単な計算は出来る。

しかしそれ以上のことは解けない。

国語で言うと、漢字の問題は何問か解けるけど、文章題は解けない。

これが偏差値30のレベルです。

偏差値が30だと、正直下の学年の方が明らかに賢いのです。

これが偏差値30の学力です。

聖徳太子を「せいとくたこ」と読む

いくら歴史が苦手な人でも、聖徳太子は知っていると思いますし、どう読むかということも分かると思います。

しかしこれすら知らなかったさやかさんは聖徳太子を「せいとくたこ」と読みました。

もはや天才ですね!

実際にビリギャルを読んでみた感想

私はこれを2時間で読みました。

読んでみた感想は・・・少し物足りなかったです。

というのも少し高望みしていたのかもしれません。

 

偏差値30のギャルが偏差値を40もあげたと聞いて、元から勉強ができない生徒が急激に成績を伸ばしたのかと勝手に思っていました。

しかし実際は中学受験のために小学生で勉強はしています。

そして中学・高校で少し緩い生活をしてしまい、成績が一気に下がった。

そして高校2年生である塾の先生と出会い、再度勉強に目覚めた。

簡単に言うと流れはこんな感じです。

つまり最初から勉強の素質がなかったのではありません。

小学生のころ勉強をして勉強の素質はしっかりと磨かれていたのです。

ただ勉強を休んでいただけです。

 

したがって高校2年まで全く勉強していなかった訳ではありません。

おそらく多くの読者は、大学受験まで全く勉強していなかった子どもが急に勉強するようになった事実を期待していたのではないでしょうか。

もしそうだとすると少し期待はずれになるかもしれません。

ビリギャルのDVDも見た

私はビリギャルのDVDも見ました。

感想としては本よりは好印象を持ちました。

やはり本に比べると実写ということもあり、より感情などがリアルに伝わってきます。

また本ではかなり深かった家族関係が適度に絞られたため、本より勉強や坪田先生との歩みにフォーカスが当たっていた印象があります。

ビリギャルの予告動画


東宝が公開している正式な予告MOVIEです。

高校生が読むと刺激になる

私が読んでみた感想は、大人には少し物足りない内容じゃないかと思います。

特に教育に携わっている方にはもっと物足りないと思います。

しかし同じような境遇の人、つまり高校生が読むと刺激になるかもしれません。

ただあまりにも尋常じゃない生活をしているので、こんなこと出来ないと突き放されるかもしれません。

学校にいるときは常に寝て、学校が終わったら塾で必死に勉強し、その後は友達とカラオケに行って朝まで勉強する。

こんな生活子どもにさせたいですか?

少し無理があるかもしれませんね。

でも少しの刺激にはなると思います。

やる気を失っている子どもがいる方はぜひ一度読ませてあげてください。

あまり時間をかけて読む本ではないので、長くて2日で読み終わるようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました