理科と社会の勉強法:アメリカ式の勉強法で勉強する

勉強法
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理科と社会はほぼ暗記

よく生徒から理科と社会はどう勉強したら良いかと聞かれます。

正直申しますと、理科と社会はほぼ暗記です。

学校の定期テストで平均点を取ろうと思ったら、重要語句や新出単語を覚えるだけで足ります

もちろん80点や90点以上の高得点を取ろうとするとこれでは足りません。

しかしある一定の点数を目指すのであれば単語の暗記で足ります。

 

理科と社会のオススメ勉強法

いきなり理科と社会を暗記しろと言われても困ると思います。

理科と社会は範囲がかなり広く、さらに理科は化学、生物、天文、地学に別れており、社会は歴史、公民、地理に別れています。

これを最初から全部丸暗記しろというのは不可能に近いです。

 

アメリカ式の勉強法を採用

ではどのように暗記を勧めて行くのが一番効率的か。

それはアメリカ式の勉強法で勉強することです。

つまりまず実践をして、そこから不十分な点を勉強して行くという勉強法です。

 

日本はまず物事の説明をしてから問題に取りかかります。

しかしこの場合、問題を解く頃には覚えたことを忘れている場合が多いです。

そうすると全然問題が解けないからといってモチベーションが下がり、勉強をしなくなります

それを防ぐためにもまずは実践をして問題の傾向を掴み、問題として出されそうな箇所を勉強するのです。

 

実践してみましょう

理科問題1

これは平成27年度の東京都立高校入試の理科の問題です。

該当する受験生にはおなじみの問題だと思います。

アサリの器官Aの名称と、その器官をもつ動物を選ぶ問題です。

答えはエの「外とう膜」と「イカ」です。

多くの受験生がここで終わります。

つまり答えだけ確認して、答えだけ覚えただけで”勉強した”と錯覚しているのです。

しかしこれは勉強ではありません。

これはただの確認作業です。

自分の解答と正解が合っているかどうか確認しているだけです。

これは全く意味がありません。

もしこれと全く同じ問題が受験で出されるのであれば良いのですが、全く同じ問題など出題される訳がありません。

大事なのは問題と解答を細かく見ていくことです。

例えば・・・

①答えはアサリは外とう膜という器官をもつ動物とありますが、他に外とう膜をもつ動物は何がいるのか。

②もう一つの選択肢の外骨格とは何なのか。

③外骨格をもつ動物は何がいるのか。

④答えのもう一つの選択肢のエビは外骨格の仲間になるのか。

この①から④のことについても調べるのです。

こうするたけで「アサリは外とう膜をもつ動物」だけではなく、それ以外にも4つのことを勉強したことになります。

一つの問題で一つのことしか覚えないのと、五つのことを覚えるのではかなり大きな差になります。

過去問を解くこととはこういうことなのです。

問題を解き、問題と答えを細かく見てとことん調べるという作業が勉強になります。

この作業を怠る生徒がほとんどです。

この調べると言う作業をすればかなり実力がつきます。

確かに時間はかかりますが、人に教えてもらうより自分で調べたことの方が記憶に残りやすいというメリットがあります。

 

社会も実践!

では社会でも実践してみましょう。

社会問題1

上の問題は東京都立27年度の社会の問題です。

Ⅱの説明文は地図上のア?エのどこかという問題です。

戊辰戦争と言えば京都です。

したがって答えは「ウ」になります。

ここで終わっては行けません。

この記事を読んでいただいた方はもう分かると思います。

そうです、他の選択肢について調べるのです。

ウは京都で戊辰戦争と分かりました。

残りのア、イそしてエはどんな歴史的な出来事があったのか調べるのです。

これが勉強であり、実力の向上に繋がります。

これを行わずに答えだけ確認するというだけで終わらないように心がけましょう。

 

理科と社会はアメリカ式の勉強法でまず問題を解きましょう

理科と社会の勉強法は以上です。

単語などを覚えるのではなく、まず問題を解くことから始めましょう。

おそらく最初はほとんど解けないと思います。

それで良いのです。

分からないところを一個一個つぶして行けば、自ずと得点率は上がります。

この調べるという作業を実践すれば、成績が上がり可能性はとても上がります。

理科と社会が苦手な人や、受験直前の人はぜひ実践してみてください。

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