家庭教師を有効に使うには
うちの子どもに家庭教師をつけたのに、一向に成績が上がらない、上がる気配がない。
そんな悩みを持つ家庭が多いと思います。
しかし、実際のところ、ほとんどの家庭で成績が伸びないのが現実です。
それは生徒の勉強に対する向き合い方の問題だったり、家庭教師の実力だったり原因は様々です。
子どもの勉強に対する意識を変えるには時間がかかります。
しかし家庭教師側の問題でしたら、解決はすぐに出来ます。
その家庭教師に実力がないのであれば家庭教師を変えればいいし、授業の進め方に問題があるのであれば授業の進め方を変えればいいのです。
手抜きをする家庭教師もいる
家庭教師の中にはかなりの手抜きをする家庭教師もいます。
一般社会において家庭教師で思われることは、問題の丸付けさえすれば良いということです。
確かにそう言う場合もあります。
特にテスト前など問題をこなすことで問題になれることを授業の目標としている場合は、ほとんどの時間が生徒が問題を解き、家庭教師はその丸付けをすることになります。
しかしそれはごく稀な場合です。
家庭教師は集団塾とは違い、1対1の授業形式です。
1対1の授業形式なのにほとんど会話も無く問題を解いたり丸付けをしたりでは時間がもったいないです。
本来の家庭教師の仕事とは授業中は生徒との会話に重点を置いた上で勉強を教えることだと私は考えています。
その一方で生徒の丸付けだけしかしない、生徒と会話をしない、分からない問題は放置するという家庭教師も中にはいます。
そういった手抜きの家庭教師はすぐに変えてください。
時間とお金の浪費でしかありません。
授業報告書(カルテ)を活用する
では本題の家庭教師をいかに有効に活用するかの話しに戻ります。
有能な家庭教師であれば、その家庭教師に任せっきりでもある程度期待は出来ます。
しかしそんな家庭教師は数少ないですし、そのような家庭教師の場合、時給がかなり高額になります。
そこで私は授業報告書(カルテ)の活用を提案します。
授業報告書は個別塾や会社から派遣された家庭教師の場合は義務づけられていますが、個人契約や知人の紹介の家庭教師の場合は特に課せられてはいません。
授業報告書(以下、カルテ)はとても重要な役割を果たします。
もちろんなくても良いのですが、使った方が確実に効果は出ます。
授業範囲、理解到達度の確認を行う
まずカルテの一番の目的がその授業でどの範囲をどんな方法で勉強しどれくらい理解出来たのかを記録・把握することです。
授業を行っている最終や、次回の授業の時には覚えているかもしれませんが、それ以降になるとほぼ忘れてしまいます。
家庭教師の方はまだ記憶に残っていても、生徒の方はほぼほぼ忘れています。
そこでまずは授業で何をしたのか、どう勉強したのか、どれくらい出来たのかを記録しましょう。
保護者に授業内容の報告
私の経験上、家庭教師をつける保護者の方には、主に2種類の親御さんがいます。
何でも家庭教師に任せっきりの親御さんと、何でも報告をして欲しいという親御さんです。
どちらも良いところと悪いところはありますが、どちらにせよ授業の報告を行うというのはどちらの親御さんにも良いことです。
親御さんにとっても家庭教師から毎回授業の報告をしてもらえると、今どのあたりを勉強していて、これからどう勉強して行くのかを明確にしてもらった方が安心感に繋がります。
家庭教師側からすると自分はしっかりと授業を行っているというアピールになります。
このカルテを活用することにより、双方向の信頼性の向上に繋がります。
授業回数の把握
カルテに授業日時を記載することにより、その月に何回何時間授業を行ったのかを把握出来ます。
月謝制のカテキョであれば必要ありませんが、1回3000円のように回数制の場合は授業の回数により給料が変わってきます。
親御さんの中には意外と授業日数を把握していない家庭もあります。
つまり家庭教師は授業を行ってもいないのに授業をしたと申告すれば給料が発生する可能性があるのです。
それを防ぐためにもカルテを提出することにより、正確な授業回数を把握出来ます。
具体的なカルテの活用方法
カルテの具体的な活用方法について説明して行きます。
カルテはまず家庭教師が授業中、もしくは授業後に記入をします。
その日の授業で行ったこと、取り組んだこと、何を使用したか、授業の理解度はどれくらいか、宿題はどこを出したのかなど、出来る限り具体的に分かりやすく書きます。
あくまでも日記ではなく授業報告書ですので、誰が見ても分かる内容にしなければなりません。
親御さんは家庭教師に分かりやすく書いてもらうように要求し、家庭教師は親御さんに提出する書類として記入をします。
提出するタイミングとしては授業後すぐが理想ですが、1対1の授業形式の家庭教師ではそれはかなり難しいので、次回の授業時に渡すのがいいかと思います。
このカルテを家庭教師は毎回提出し、親御さんはその提出されたカルテを見ることで、お互いが今何をやっているのかを把握しましょう。
近々カルテを無料公開します
上記で授業報告書(カルテ)について述べてきましたが、カルテの必要性はお分かりになりましたでしょうか。
特に家庭教師をつけていても中々成績が伸びないという家庭には最適のツールです。
ぜひカルテを活用して、成績向上の足がかりになればと思います。
ということで、近々カルテを公開したいと思います。
今のところ、PDFファイルで公開して、ダウンロードして使っていただくというシステムを考えています。
もちろんダウンロードは無料です。
家庭教師の有効的な活用のためにご利用ください。
一目で分かるカルテを目指します
どのようなカルテにするかと言うと、まずは一目で分かるカルテにします。
私は以前ある個別指導の塾で塾講師をしており、その時にもカルテの記入がありましたが、その塾のカルテはかなり細かく、一目で見て分かるものとは言いがたかったです。
そのため、私が作るカルテは見やすく一目で分かるようなものにしたいと思います。
意義のあるカルテを目指します
せっかく時間をかけてカルテを書くからには有意義でなければ意味がありません。
親御さんにも家庭教師にも有意義になるカルテにします。
ぜひ保護者の方、また家庭教師の方はご利用ください。
近日公開します。
コメント
誤字脱字が目立ちます。
せっかく内容が興味深いのですから、もう少し気をつけられてはいかがでしょうか。
>>なるさん
誤字脱字のご報告ありがとうございます。
読みづらい文章になってしまい、大変申し訳ございませんでした。
以後、記事執筆の際には今まで以上に注意を払い、
また今までの記事に関しては誤字脱字を見つけ次第、訂正を行っていきます。
今後ともよろしくお願いします。