この記事ではあるドラマを取り上げたいと思います。
2017年の冬からある受験ドラマが始まります。そのドラマ名は「下剋上受験」です。このドラマは中卒の父と偏差値41の娘が最難関中学を目指した実話だそうです。この実話をもとに、小5の夏から中学受験に挑むまでの約1年半にわたる家族の奮闘を描いたドラマです。
なぜまだ放送もされていないこのドラマを取り上げるのかというと、私個人的にとても期待しているからです。もっと言うと、勉強の成績が上がらなくて悩んでいる親御さん、現役の小学生、中学生、高校生に見てほしいと思っています。
この記事ではその「下剋上受験」の簡単なあらすじと、なぜこのドラマをオススメするのかを説明していきます。
中卒の父親と偏差値41の娘の実話の物語「下剋上受験」
実話をもとにしたこの冬の受験ドラマ「下剋上受験」
個人的には久しぶりに見応えのある勉強のドラマが出てきたと思っています。
このドラマはもともと書籍として出版され、わずか5日で重版されるという人気ぶりでした。
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※私は純粋にドラマを楽しみたいと思っているので、ドラマが終わったあとに書籍を読むつもりです。
あらすじ
桜井家は父・信一と母・香夏子、そして娘・佳織の3人家族でした。決して裕福な家庭ではなかったのですが、家族3人で幸せに暮らしていました。
ある日、信一は会社で上司から新入社員の教育係を言い渡されます。新入社員に対し先輩風を吹かせていた信一でしたが、この新入社員にいきなり高級物件の担当を奪われてしまいます。担当を奪われた理由は新入社員が名門大学出身ということが一因でした。
このことを受けた信一は学歴が将来に与える大事さを知り、娘に入塾をすすめるが妻は大反対。入塾テストは受けたものの結果は最悪で、娘は一番下のクラスに入ります。さらに名門大学を目指すには今の学年と学力では手遅れだと言われてしまいます。
落胆する娘を見た信一は親子二人三脚で中学受験をすることを決意します。ここから父と娘の受験ドラマが始まります。
キャスト
桜井 信一(阿部サダヲ)
不動産会社で働く中卒の桜井家の父親。中卒であるがゆえに幾度も壁にぶちあたってきましたが、同じ思いを娘にはさせたくないと思い、娘と中学受験を決意。
桜井 香夏子(深田恭子)
真一と同じく中卒の桜井家の母。笑って楽しく過ごせればいいという楽天家。今の時間と友人を大事にすべきだと考えており、娘の中学受験には大反対。
桜井 佳織(山田美紅羽)
負けず嫌いで元気で明るい小学5年生。自分は勉強ができると思っていたが、たまたま受けてみた全国共通小学生テストの結果は“偏差値41”。自分が落ちこぼれだと思ってしまうが、父親とともに中学受験を決意。
徳川 直康 (要潤)/ ?楢崎 哲也(風間俊介)/ ?桜井 一夫(小林薫)/?若旦那 / 皆川猿時 / 岡田浩暉 / 川村陽介 / 小芝風花ほか。
※下剋上受験の相関図はこちら
(TBSホームページ:下剋上受験より)
下克上受験に期待する理由
それではここからは私がこのドラマに期待する理由を説明していきます。
子どもで一緒に勉強することで子どものモチベーションUP
まず一番たいせつなことは、親と子どもが一緒に勉強することで子どものモチベーションがアップするということです。
ただ勉強しろと一方的に命令するのでは、子どものモチベーションは上がりませんし、反抗期の子どもならなおさら勉強しません。また自分(親)は勉強しろって言ってるのに、自分(親)はテレビを見たりのんびりしてるじゃないかと反抗されます。
そこで一方的に指示するのではなく、子どもと一緒に勉強するのです。
ただ勉強しろと言われても勉強しない
子どもは親に勉強しろと言われても、9割くらいの子どもは勉強しません。子どもの年代は友達と遊ぶことがとても楽しいと感じ、楽しくもない勉強に時間を使おうとは思いません。
むしろ勉強しろと言われると余計に勉強しなくなります。
その理由は簡単です。勉強は楽しくないし、遊ぶ時間がなくなってしまうからです。
親があまり勉強してなかったと分かると子どもも勉強しない
親が学生のときにあまり勉強しなかったと分かると、子どもも勉強しない可能性が高くなります。
あまり勉強しなくてもうちの親みたいに働いてお金を稼ぐことができると思ってしまい、勉強しないことに危機感を持たなくなります。
仕事ができない上司にはついていきたくない=親が勉強しないのなら自分も勉強しない
大人の方は経験があると思いますが、大して仕事をしていない上司が部下に向かって仕事をしろとか、結果を出せと言うことがあります。
そんな上司を尊敬してついていきたいと思いますか?
少なくとも私は思いません。
これを子どもに置き換えると、親は勉強しないのに子どもの自分には勉強しろと言っているようなものです。勉強しない親に勉強しろと言われても、子どもは勉強する気にはなりません。
そこで子どもと一緒に大人も一緒に勉強するのです。仕事のできる上司にはついていきたいですし、勉強できる大人にはついていきたいと思うようになります。
生徒と一緒に勉強して、前回より44点アップした!
これは私の実際に経験した話なのですが、以前ある高校1年生の生徒を指導していました。彼は数学はとても得意で、テストでは常に90点以上を取っていました。
彼は工業高校の建築学科に進学したのですが、あろうことか建築科目が大の苦手でした。建築が苦手というか、建築の専門的な用語を覚えることが苦手でした。
そのため試験ではいつも赤点ギリギリラインでした。
そこで私はこの生徒とともに次のテストに向けて一緒に勉強することにしました。勉強の仕方としては、次のテスト範囲であろう箇所をある程度指定して、次の授業までにお互いまとめてきて、次の授業でお互いに教えうというシステムにしました。
もちろん私は建築の知識は皆無でした。今まで建築関係を勉強したことはなかったですし、そこまで建築に興味もありませんでした。
だからこそゼロの状態から生徒とともに勉強することにしました。
次の授業の際にお互い勉強したことを共有し、また言葉でお互い説明をし合うということをテストまで続けました。
そして次のテストでは37点だった建築のテストで、なんと81点を取りました!前回より44点アップです。
生徒に教えるのではなく、生徒と一緒に勉強するということはとても効果的な授業だと私は実感しました。
まとめ
この記事では2017年の冬から始まる受験ドラマ「下剋上受験」を取り上げてきました。
子どもと一緒に勉強する大切さはわかっていただけましたでしょうか。
もちろん大人は大人でやらなければいけないことがたくさんあります。しかしその貴重な時間の中で少しだけでも子どもと一緒に勉強する時間を作ってみてください。必ず子どもの勉強のモチベーションにいい影響を与えてくれます。
注目のドラマ「下剋上受験」は2017年1月13日(金)22時から放送されます。お時間のある方はぜひご覧ください。
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