なんで??塾に行かせても、家庭教師をつけても子どもの成績が伸びない本当の理由

子どもの成績が上がらない保護者
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いくら勉強させても、子どもの成績が伸びない・・・

中学生や高校生のお子様がいる保護者の方はこのような悩みを持っている方が多いと思います。子どもに勉強させても成績が伸びない。子どもがそもそも勉強しない。勉強しないで友達と遊んだり、ゲームばかりしている。子どもがそういう状況だと親としては焦りますよね。むしろ親ばかりこそ焦ってしまいます。

しかし子どもは決して危機感を覚えません。それは世間を知らないからです。大人の方は人生経験も豊富なため、危機感を瞬時に感じ取ることが出来ます。またあの時勉強しておけば良かったのにな・・・と思うようなときもあると思います。

特に大人の方が後悔する学年はと言うと、中学生です。中学生でいかに勉強するかによって、その後の進路が大きく変わってきます。実際に私も一番後悔したのは中学生時代です。私の中学生時代はと言うと、学校の野球部に所属し野球に励み、部活が無い日も同じ部員と野球ばかりして、勉強は全然していませんでした。

話を戻します。

中学生で勉強を頑張れば良い高校、良い大学に行ける。しかし中学生で勉強しなければ、そこまで良い高校、良い大学には行けない。大人の方はこういった社会をわかっています。だからこそ危機感を感じるのですが、子どもはそういうことはわかりません。経験をしたことがないのですから、分かるわけはないのです。

そこでいかに子供時代の勉強が大事かというのを伝えるのが大人の仕事です。それと同時になぜ子どもの成績が伸びないのかを把握しなければなりません。

うちの子どもは勉強の才能がないのか?

成績が伸びない子どもを持つ保護者の方から、以前こんな質問を受けました。

「塾に通わせても家庭教師をつけても成績が上がりません。うちの子どもは勉強の才能がないのですか?」

塾にも通わせて家庭教師もつけて勉強させて成績が伸びなければ、そう感じるのも分かります。

しかし勉強の才能がないということは、ほぼありえません。なぜなら勉強は才能ではなく、努力・継続だからです。スポーツは才能も必要な要素になります。しかし勉強は努力・継続が重要な要素になります。

したがって勉強の才能がないということはありえないのです。もちろん要領のいい人は、他の人より少ない勉強時間で出来ることはありますが、勉強の素質が無い子どもはありえません。

成績が上がるには時間がかかる

保護者の方の中には、塾に行かせたり家庭教師をつければすぐに成績が上がると思われる方もいらっしゃいます。しかしそれは大きな間違いです。勉強は即効性があるものではありません。マラソンのスタミナについても同じです。1日頑張ったらもの凄くスタミナが付くという訳ではないですよね。

勉強もそれと同じです。すぐには成績はあがりません。確かに英語の単語テストのような、少量の暗記事項ならすぐに結果は出ます。しかし中間テストや期末テストのようなある程度範囲のある試験においては、すぐには結果は出ません。

成績が上がるにはおおよそ3ヶ月

ではどれくらいで成績は上がり始めるのか。一般的には成績が上がるのは勉強を始めてからおおよそ3ヶ月と言われています。

もちろん個人差はありますが、正しい勉強法で勉強すれば3ヶ月後には徐々に成績が上がってくるのです。スポーツのスタミナと同じように、花の成長と同じように、勉強の成績も徐々に育っていくのです。

勉強しても成績が伸びない本当の理由:本当の”勉強”をしていない

子どもに勉強させても成績が上がらない理由の一つとして、本当に勉強しているのかどうかということが挙げられます。本当の勉強とは何だと思いますか?宿題を終わらすこと、ワークをとくこと、ノートを見直すこと。これらは勉強の手段であって、決して勉強したということにはなりません。ここで正しい認識をしないと勉強しても、成績は伸びません。

勉強しても成績が伸びない本当の理由とは、本当の”勉強”をしていないからです。

正しい勉強をしないと成績は伸びない

みなさん、「勉強するってどういうこと?」と聞かれたらどう答えますか。こう聞くとよく下記の2つの答えが返って来ます。

学校で先生が黒板に書いたことを写す

ワーク、問題集を解く

このブログを読まれている方の中でも、こう思われた方も多いと思います。

 

これは一見、勉強しているように見えます。しかしこれは勉強ではありません。あくまでも勉強しているように見えるだけです。これは勉強するための手段なのです。決して勉強そのものではありません。

みなさん、仕事に置き換えてください。仕事でもっと効率よく仕事をしたいときは、先輩にアドバイスを求めますよね。

しかしアドバイスをもらうまでは良かったものの、そのアドバイスをうまく使えなかったとしたら意味が無いですよね。そのアドバイスを使って活かしてこそ、始めてより良い仕事が出来ます。

勉強もコレと同じです。板書や問題集を解くことは、先輩からのアドバイスを貰うことと同じです。言い方を変えると、ただのインプットです。重要なのはアドバイスをいかに使えるかです。勉強で言うといかにテストなどで応えることが出来るかです。これも別の言い方をすれば、いかにアウトプット出来るかが重要です。

このインプットとアウトプットの重要性については、以前記事で書きましたので、是非そちらを御覧ください。

勉強におけるアウトプットの重要性
ワークを終わらせたから勉強した。皆さんの子どもはこう思ってはいませんか。もしこう思っていたのであれば、すぐにこのように言ってあげてください。「それは大きな間違いだよ。」ワークをする、提出物を終わらせることはあくまでも勉強するための「手段」であって、「目的」ではありません。インプットではなくアウトプットが重要なのです。

?まとめ

以上のように、ただ板書をしているだけのような間違った勉強法では成績はいつまでたっても伸びません。ただ家庭教師をつけたり、塾に行かせたりするだけでは成績は伸びません。

正しい勉強をして始めて成績が伸び始めます。間違った勉強法では成績は伸びず、子どものモチベーションは下がる一方です。

正しい勉強法を実践して成績を伸ばし、子どものやる気を出せればもっと成績は良くなります。

まずは塾や家庭教師を通して、正しい勉強法とは何かを教えることから始めましょう。このブログでもいくつか勉強法について記事にしているので、ぜひ参考にしてください。

効率の良い勉強法:自分の分からないところを把握し、質問力を向上させる
自分の分からないところをしっかりと把握し、分からないところを質問できる質問力を身につけましょう。分からない問題を最初から全て教えてもらっていても、勉強できるようにはならず、成績も向上しません。その問題のどこが分からないのか、解き方なのか、計算方法なのか、理屈なのか。分からないところをはっきりさせ、効率のいい勉強を行いましょう。
アメリカ式の勉強法で勉強すべきだ
アメリカ式の勉強法を実践したほうがはるかに効率が良いのです。日本式の勉強法は効率が悪い上に時間がかかるので、時間がない学生には不向きです。効率のいい勉強をするためにもアメリカ式の勉強法を実践してみましょう。

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