就職活動において、面接という高いハードルを持つプロセスがあります。
その面接の最後にはかなりの確率で、面接官から就活生に対して逆質問があるかどうか聞いてきます。
この逆質問こそが就活生の合否を分ける大きな要素となります。
この記事では絶対にしては行けないNGな逆質問と、面接官の印象がアップする効果的な逆質問を紹介していきます。
そもそも逆質問とは
就職活動における面接では、一般的に面接官から就活生に対して様々な質問を投げかけます。
なぜこの会社を志望したのか?
あなたの強みはどこ?
この会社でどう働きたいのか?
これらの面接官からの質問に対し、就活生は準備してきた自分なりの答えを回答します。
そして企業にもよりますが、30分ほどの面接の最後に就活生から面接官に対して質問をする機会を設けます。
これが一般的にいう逆質問になります。
逆質問は内定をもらえるかどうかを左右する重大な要素
逆質問タイムになる時に、多くの面接官はこう言います。
「最後に何か質問があればどうぞ。」
質問をどうぞではなく、質問があればというクッションを一つ挟みます。このクッションを挟むことにより、就活生は質問がない場合はしなくてもいいと思う就活生がいます。
しかし逆質問は必ずしてください!
面接官からすると質問される方が印象に残るし、もし本当に興味のある企業であれば質問をすることがたくさんあって当然だと思われます。
そこで逆質問をしないということは、この企業はあまり興味がありませんと言っているようなものです。
逆質問は面接官への最後のアピールポイントとなります。
必ず逆質問はするようにしましょう。
絶対に言ってはいけない逆質問とは
上記で逆質問の大切さを説明してきました。面接において逆質問は必ずするべきです。
しかし何でもかんでも質問すればいいという訳ではありません。
内容によっては面接官に悪い印象を与えてしまう質問もあります。
下記で面接において絶対にNGな逆質問を紹介します。
ホームページやパンフレットで分かる内容の質問はNG
調べたら簡単にわかるような内容の質問は絶対にNGです。
- 御社の企業理念は何ですか?
- 御社の強みは何ですか?
- 御社の一番の商品は何ですか?
このような最悪な質問は絶対にしないように心がけてください。
調べたら分かる内容の質問をするということは、企業のことをしっかりと調べていないという事を露呈していることになります。
よく企業の強みは何かと逆質問する就活生がいますが、それはしっかりと企業の研究を行っていないという証拠になります。
Yes,Noで答えられる質問はNG
次にNGな逆質問はYes、Noで答えられる質問です。
- 希望する配属先になりますか?
- 転勤や異動がありますか?
これも絶対に質問してはいけません。Yes、Noで答えられる質問は表面的な内容の場合が多く、質問をしても浅く終わってしまって、印象が良くなることはありません。
自信の無さを心配している質問はNG
自信の無さを表している質問もNGです。
- 入社してから勉強する場はありますか?
- 仕事の能力を伸ばしてくれる環境ですか?
- 入社後、どんな研修を受けることが出来ますか?
- ノルマを達成できなかったらどうなりますか?
社会はそんなあまい世界ではありません。誰かに頼っているようでは、いつになっても良い社会人にはなりません。
それなのに入社してからも会社に頼ろうとするような質問はNGです。
また社会で結果を残すには強気で自分に自身を持っていなければなりません。
そのため、弱気な発言や自信のない質問も絶対にNGです。
待遇を気にする質問もNG
最後にNGな逆質問として、待遇を気にする内容の逆質問を紹介します。
- 残業はありますか?
- 有給はちゃんと取れますか?
- ボーナスはもらえますか?
- 1年でどれくらい昇給しますか?
これらの質問も面接官に決していい印象を与えるものではありません。
会社は利益を追求するものです。そしてその発生した利益を社員に分配することで成り立っています。
つまり社員はまずどうしたら会社に利益が出るのか、どうしたら会社に貢献できるのかを考える必要があります。
それなのに仕事の前に待遇を考えている時点で、その就活生には仕事への執念を感じることが出来ません。
面接官に好印象を与える!効果的な逆質問集
それではこれから面接官に好印象を与える逆質問を紹介していきます。
面接を控えている就活生は必見です!
仕事をする上でもっとも大切にすべき事、意識すべきことは何でしょうか?
入社することを前提にした質問です。
社会人とアルバイトは全くの別物です。アルバイトの時はこう考えて仕事をしていたから、社会人になっても同じように働くでは通用しません。
社会人には社会人の考え方があります。それを早いうちから意識したいという意味を込めた逆質問です。
もし内定をいただけたら、入社までに勉強しておくべき事や身につけたほうがいいスキルなどはございますでしょうか?
これも入社することを前提にした質問です。
仮に内定を6月にもらったとして、実際に4月に入社するまで約10ヶ月あります。
この10ヶ月をいかに過ごすかで、入社してからの仕事に大きく影響してきます。
面接官によっては学生のうちは学生らしく勉強も遊びも頑張れという面接官もいますし、具体的にこの資格を勉強したほうがいいとアドバイスをくれる面接官もいます。
◯◯課の行動や成果は、どういった観点で評価されるのでしょうか?
企業では結果が全てです。どれだけ過程を頑張っても、結果が出なければ評価はされません。
また結果は結果でも、上司に目に見える結果でなければ意味がありません。
入社前から結果を残すという強い意志を表現したい時に使える逆質問です。
御社で活躍されている先輩方の共通の特徴は何かありますでしょうか。
会社で活躍する社員には必ず共通点が存在します。
その共通点は企業によって異なりますが、例えばポジティブな人とネガティブな人だったらどっちが社会で活躍すると思いますか?
社交的な人とそうでない人だったら、どっちの性格のほうが社会で活躍すると思いますか?
社会で活躍する人には必ず共通点が存在します。
それを意識することにより、入社してから会社に貢献したいという熱意を伝える逆質問です。
配属先の社員の方がどのように活躍されているのかお話しを伺いたいのですが、実際に社員の方にお話をさせて頂くことは可能でしょうか?
もしまだOB訪問が出来ていなかったら、この逆質問を使いましょう。
現代はいくら情報社会とはいえども、入社もしていない会社の仕事内容や職場の雰囲気などを知るには限界があります。
そこで実際に働いている社員の方と話をすることで、よりその企業について知ることが出来ます。
OB訪問はとても良い機会になります。もしOB訪問をまだ行っていなかったら、この逆質問を使いましょう。
もしかしたらこの逆質問からOB訪問や社員を紹介してくれるかもしれません。
結婚、出産後も働きたいと考えているのですが、母親として働いている女性はどの程度いるのでしょうか?また一旦休職しても再び働くことは出来ますでしょうか?
女性の方は結婚の後、出産をするという機会が訪れます。
企業によってはそういった女性社員への扱いが全然違います。
結婚・出産を機に会社を辞めるシステムを取っている企業もあれば、一旦休職という形にして育児が落ち着いたら復帰するシステムの企業もあります。
一度休職してもまた復帰したいという意思を伝えるための逆質問です。
まとめ
この記事では就活の面接における逆質問について説明してきました。
逆質問は面接官へ行う最後のアピールとなります。
決して軽視することなく、しっかりとその企業に合う逆質問を考えましょう。
そして有効的な逆質問を行うことにより、面接官にいい印象が残るよう、しっかりとアピールをしましょう。
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