AO入試や推薦入試での志望動機の書き方の4つのコツと4つのNG行為

予習と復習大学受験

皆さん、推薦入試と聞くとどういうイメージをお持ちでしょうか。

正直のところ、以前までは「推薦は逃げ」だとか、「勉強が出来ないから推薦」というイメージを持たれていました。

 

しかし現在では推薦入試は以前までのイメージとは異なります。

私立大学だけではなく国公立大学も推薦入試での入学者を増やしているのです。

つまり、現在では推薦も馬鹿にできない時代になっているのです。

 

この記事ではそんな推薦入試には欠かせない志望理由書の書き方についてご紹介したいと思います。

 

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大学入試における志望動機の意義

大学入試の推薦入試やAO入試では、ほとんどの場合志望動機書の提出を求められます。

志望動機は大学に自分はなぜこの大学に入りたいかを伝えるものになります。

 

事前に志望理由書の提出を行い、入試当日はその志望動機をもとに面接が行われその志望動機にそって質問をされます。

もちろん志望動機以外の質問もされますが、基本は志望動機について深く突っ込まれていきます。

その時に志望動機がしっかりしていないと回答に詰まって、面接官にいい印象を与えることが出来ません。

そのため、志望動機はかなり重要な意義をもちます。

 

志望動機の書き方

上記で志望動機の意義・重要さを説明しました。

下記では実際の志望動機の書き方を説明して行きます。

 

①大学の教育方針を確認する

まずは志望動機を書き始める前に志望校の教育方針求める生徒像を確認します。

この教育方針に沿って志望動機を書くようにしましょう。

 

教育方針に合わない志望動機は論外です。

例えば大学の教育方針が国際力を持つ人間を育成すると言う内容に対し、受験生の志望動機が国内で活躍する人間になりたいという内容だったら、その時点で両者の思いは合致しません。

この場合、大学側はこの受験生はうちに合わないと思い、合格率は格段に下がります。

そのため、志望動機を書く前にまずは大学の教育方針を確認しましょう。

 

②最初の1文で決まる

志望動機に限らずですが、作文や小論文では第一文目でその内容が良いものか悪いものか分かります。

もしくは題名で決まります。

一文目がいかに具体的なものであることかが重要です。

 

例えば一文目が「私は貴学の経済学部を志望します。」だったら、この時点でアウトです。

具体性がないことと、こんなこと事前に分かっているからです。

その大学の推薦入試に受ける時点で、その大学に興味があることは分かっています。

それを改めてもう一度言う必要はありません。

これをもっと具体的に書くことが重要です。

 

私は貴学の国際力に長けた人材の育成するという教育理念の考えのもと、貴学での勉学を望み貴学を志望しました。

上記のようになぜこの大学に興味を持ったのか、どこに共感したのかを明示し、それに合わせて志望理由を書きましょう。

 

③エピソードを交える

エピソードを加えて話の内容に具体性を持たせましょう。

全くの空想で話を進めても説得力が全くなく、面接官の心に響かせることが出来ません。

 

高校時代のエピソード、アルバイトでのエピソード、友人関係のエピソードなど何か具体的な話しをするようにしましょう。

 

④その大学で自分がどう活かせるか考える

志望動機ではここが一番重要になります。

自分がその大学に行ってどう活かすことが出来るのかを考えます。

また大学を卒業後どういう道に進むことになるのかを明示します。

 

その大学に行くのであれば、その大学の特徴と自分の考えや方向性がマッチしていないといけません。

ここでもし大学と自分の方向性が真逆であれば面接に通ることはありません。

この大学で自分はどういう風に勉学に励み、どういうヒトに成長したいのかをはっきりと書きましょう。

 

志望動機でやってはいけない

上記で志望動機の書き方を説明して行きました。

次に志望動機でやってはいけないNG事項を説明して行きます。

 

①難しい言葉は使わない

まず難しい言葉は使わないことです。

大学入試の志望動機となるとどうしても難しい言葉を使わなければならないと考えてしまいがちです。

しかし必ずしも難しい言葉を使う必要はありません。

むしろ難しい言葉を書くと逆効果になります。

その理由は推薦入試やAO入試で大学受験をする高校生はそこまで偏差値が高くないと面接官も事前に分かっているからです。

偏差値の高い学生は一般入試で入学してきます。

それに対し推薦入試やAO入試の学生の偏差値は一般入試の学生より低いです。

それを面接官もしっかり把握しています。

つまり推薦入試やAO入試では賢い学生は求めていないということです。

それなのに無理に難しい言葉を使っても、面接本番で難しい言葉を使えなければ矛盾が生まれ、誰かに代筆してもらったのではないかと疑われてしまいます。

そのため志望動機ではそこまで難しい言葉や表現の使用はさけるようにしましょう。

もちろん幼稚すぎる語句や表現はNGです。

 

②誤字脱字は絶対にNG

これは言うまでもありませんが、私のところに来る添削の中に結構あるので挙げておきます。

誤字脱字はもう言語道断です。

誤字脱字があった時点でもう入試に落ちたと思って頂いてもいいくらいです。

提出する前には必ず2、3度は確認し、他人にも必ず見てもらうようにしましょう。

 

③言いたいことが変わる

これも添削を行っていてよくあることですが、最初に言ったことと最後に言っていることが違っていることがよくあります。

言い換えると言いたいことに一貫性を持っていません。

これもやってはいけないことです。

言いたいことがコロコロ変わると面接官もどっちなんだと思ってしまいます。

言いたいことややりたいことは必ず一貫性をもつようにしましょう。

 

④無駄な字数稼ぎ

これも添削している中によくあることですが、あからさまな字数稼ぎは絶対にしてはいけません。

例えばそれまで貴学と言っていたのに、後半になって○○大学○○学部○○学科というようにわざと大学名と学部と表記して字数稼ぎをしている場合です。

これは必要ありません。

その大学の入試に来ているのであれば、もうその大学名も学部名もわざわざ言わなくても分かっています。

また別の例ではその大学の教育方針やポリシーをそのまま書き写すこともNGです。

これも面接官は既に分かっていることなので、それを書かれても面接官は鬱陶しく感じます。

無駄な字数稼ぎはさけて、その分他のことに具体性を持たせるような字数の使い方をしましょう。

 

志望動機は社会人に見てもらう

志望動機は提出する前に誰かに一度見てもらいましょう。

人に見てもらうと自分では気づかないようなミスや訂正すべき点が出てきます。

その時に同じ年代の人ではなく、年上の社会人の人に見てもらうことをオススメします。

その理由は社会人の方が社会経験が豊富で、社会人としての考え方が身に付いているからです。

もちろん面接官も一人の社会人です。

大人の方はご存知だと思いますが、学生の考えと社会人の考えは全く違います。

そのため学生の考えだけで志望動機を書くと、社会人である面接官には突っ込みどころ満載の志望動機になってしまいます。

面接官からの質問に全て面接官が納得出来るように答えられるのであれば問題ないのですが、それは大抵無理です。

そのため志望動機書を書いた後には社会人の人に一度見てもらうようにしましょう。

もちろん私も志望動機の添削をしておりますので、必要な方はご連絡ください。

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