せっかく家庭教師をつけたのに成績が上がらない
子どもに家庭教師をつけて勉強させているのに、子どもの成績が伸びない。
そんなお悩みをお持ちの家庭も多いと思います。
実際のところ、家庭教師をつけても成績が上がるという保証はありません。
しかしせっかくお金を払って家庭教師をつけたのであれば、やはり成績を上がって欲しいのが親御さんの思うところだと思います。
ただ現実は家庭教師をつけても成績が上がらない子どもがほとんどです。
もともと勉強のやる気はあるけど、勉強の仕方がわからないために家庭教師を付ける場合は、成績が伸びる場合が多いです。
しかし親が言うからとか、いやいや家庭教師を付けるようであれば成績は伸びにくいです。
家庭教師をつけても成績が伸びない理由
どれだけ家庭教師が良い先生でも生徒の成績が伸びないこともあります。
それはいくつか理由はありますが、どれもが重なって成績が伸び悩んでいる場合がほとんどです。
家庭教師をつけても成績が伸びない理由は、大きく下記の3つが考えられます。
家庭教師の能力の問題
まずは家庭教師の能力の問題です。
特にまだ家庭教師を初めて間もないとか、中途半端な気持で家庭教師をやっている人にはあまり期待は出来ません。
その人達はアルバイト感覚、お金を稼ぐ目的で家庭教師をやっているので、責任感がそこまで強くない人が多いです。
始めて家庭教師をする人に限っては、教育の基礎もわかっていないのにいきなり良い指導は出来ません。
もし絶対に、または早急に成績を上げる必要がある場合はプロの家庭教師や、実績のある家庭教師だと安心出来ます。
もちろんプロの家庭教師は一般的な家庭教師より時給は費用は高くなりますが、その分効果は大きいです。
家庭教師と生徒との相性
二つ目は家庭教師と生徒との相性です。
もちろん家庭教師と生徒との相性は良いに超したことはありません。
まず家庭教師と生徒との間には信頼関係が必要です。
生徒がこの先生について行きたいとか、この先生なら変われるかもと思う気持が大切です。
この気持ちが芽生えないと家庭教師と生徒との間に信頼関係は生まれません。
そのため、家庭教師は生徒の前では堂々と振る舞う必要があります。
あくまでも上から目線になることとは違います。
生徒の前でおどおどしていたら、生徒もついて行きたいと思いません。
生徒との信頼関係を築き、いい相性になるようにしましょう。
生徒のやる気
3つ目は生徒のやる気です。
家庭教師の能力がどれだけ高くても、生徒のやる気がなければ全く意味がありません。
成績の伸びの公式は家庭教師と生徒の相乗効果によります。
具体的には家庭教師と生徒のかけ算です。
例えば家庭教師の能力が10、生徒のやる気が1だとすると、10×1=10です。
一方、生徒のやる気も10だとすると、10×10=100になります。
このように生徒の成績の伸びは家庭教師と生徒の共同作業であり、お互いが頑張って初めて成績が上がり始めるのです。
家庭教師をつけても成績が伸びない時の対策
それではどうしたら家庭教師をつけたら成績が伸びるようになるか下記で説明していきます。
家庭教師の時給を上げる
一番早い解決策はお金です。
時給をあげたり、結果が上がったらインセンティブをあげるなど、お金が絡むと家庭教師も頑張ります。
サラリーマンもそうだと思いますが、大きい契約を取って来て給料の時にインセンティブをもらえたら嬉しいですよね。
家庭教師もお金がもらえるとなると頑張ります。
家庭教師の一般的な時給は2000~3000円です。
しかし教育歴の長かったり実績のある家庭教師は時給5000円位にもなります。
例えば時給2000円でお願いしている場合、定期試験で5科目で300点以上取れたら5000円のインセンティブなどの設定をすれば、家庭教師のモチベーションアップに繋がります。
授業報告をしてもらう
家庭教師斡旋会社を通して契約した家庭教師の場合は、授業後の報告は義務になっているかもしれません。
しかし個人契約の家庭教師は授業後に報告をしない場合がほとんどです。
授業報告をしないと、家庭教師は何も考えずに授業をしてしまう可能性があります。
メールやLINEでもいいので、簡単な授業報告をしてもらうようにしましょう。
定期的な2者・3者面談を行う
家庭教師を雇っている家庭の親御さんは、家庭教師に全て丸投げしている場合があります。
その場合は定期的に家庭教師と親御さんとで面談をするようにしましょう。
今何をやっている、今の理解度はどれくらいか、これからどうやって勉強を進めていくのか。
しっかりと現状の報告を行い、家庭教師と親御さんとのギャップを埋めましょう。
課外授業を行う
上記の3つの対策は家庭教師側の問題です。
しかしそもそも生徒のやる気が無ければ、一向に成績は伸びません。
まずは生徒のやる気を出さなければなりません。
ただいきなりやる気を出せと言ってやる気が出るものではありません。
そこで机に向かうのではなく、外に言ってやる気を引き出すきっかけを作るのです。
外に出てどうするかというと、例えば少しでも興味のある志望校に行きます。
やはり学校案内やネットだけの情報ではイメージが掴めません。
実際に出向いてリアルに感じることによって、よりイメージが湧くようになります。
実際に行きたい学校を生で見ると、やはり意欲が湧いてきます。
生徒にやる気がない場合は、まずは外に出向くのもありです。
まとめ
家庭教師をつけても子どもの成績が上がらない場合は、何か対策を打つ必要があります。
しかし勉強を始めたからといってすぐに成績が上がるわけではありません。
勉強を始めてから成績が上がるまで、個人差はありますがだいたい3ヶ月はかかります。
3ヶ月までは長い目で見てください。
3ヶ月たっても子どもの勉強に対する意識が全く変わらなかったら、何か対策を講じる必要があります。
ぜひ上記で説明した対策を行ってみてください。
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