実力テスト・模擬試験の位置づけと正しい捉え方とは

実力テスト・模擬試験の位置づけと正しい捉え方とは

実力テスト・模擬試験とは

受験を控えている中学3年生、高校3年生、また早いうちから志望校が決まっていて勉強を頑張っている中学・高校1・2年生。

彼らが自分の現在の立ち位置、志望校までどれくらい離れているのかを確認するのが実力テスト・模擬試験です。

高校では模試と言われるものです。

実力テストは定期的にいくつかの会社が実施しており、申し込めば受けることが出来ます。

学校の定期テストとは異なり、試験範囲は決まっていません。

例えば中学2年生の生徒が実力テストを受ける場合、全科目その時までに学校で勉強した範囲が出ます。

そのため、範囲がかなり広くなり直前の勉強だけでは対策は出来ません。

 

そんな難しい実力テストですが、時間をかけるためにはもちろん受けるメリットがあります。

 

現段階の偏差値の確認

実力テストを受けると偏差値というものが算定されます。

偏差値とは自分の現在の学力能力のことです。

平均点を取る学生の場合は偏差値は50、高い点数を取ると偏差値が高くなり、点数が低いと偏差値も低くなります。

学校によっては定期テストの結果で校内偏差値を出す学校もあります。

言ってしまえばこれはどうでもいい数字です。

別に学校内で争うわけではありませんからね。

特に大学受験は全国からライバルが集まってくるのに、学校内でどうこう言っててもしょうがないです。

偏差値を見るときは校内偏差値ではなく、全国偏差値を見るようにしましょう。

 

志望校までの距離が分かる

実力テスト・模擬試験を受けることにより、志望校までの距離が分かります。

言い換えると現段階での合格可能性が分かります。

判定基準はA判定(合格可能性80%)、B判定(合格可能性60%)、C判定(合格可能性40%)、D判定(合格可能性20%)、E判定(合格可能性20%以下)になります。

A判定が出ればその学校に受かる可能性が高く、E判定が出ればその学校は厳しいということです。

ここで気をつけて欲しいのは、あくまでも現段階での合格可能性と言うことです。

 

勉強を始めるいいきっかけになる

実力テストを受けることにより自分の立ち位置が分かります。

そのため志望校までの距離が分かることで、生徒の勉強をし始めるきっかけにもなります。

もちろん志望校も決まっていない生徒にとっては、何の意味もありません。

しかし志望校の決まっている生徒にとっては、行きたい高校まであとどれくらい頑張ればいいのか数字が分かるので、いい刺激になります。

 

それまでに勉強していなかったら、全然解けない

実力テストの範囲は今まで習った全てです。

つまり学校の定期テストとは違い、実力テストの1週間前から勉強し始めても遅いのです。

普段から勉強していないと全く解けないのです。

比較的最近学校で勉強した単元は解ける可能性はあります。

しかし中学3年生の生徒が日頃は全く勉強せずに、いきなり中学1年生のときに習った単元をいきなり解けと言われても、かなり正答率は低いです。

人間の脳は忘れるように出来ています。

そのため2年前のことなんてすっかり忘れています。

 

実力テスト・模擬試験の結果を受け止め過ぎない

実力テストを受けると偏差値が算定され、志望校までの合格可能性が算出されます。

結果によっては嬉しい場合もあり、もちろん辛い結果のときもあります。

しかしどんな結果にしても受け止めすぎてはいけません。

 

E判定でも落ち込むな

E判定とは試験実施会社によって異なりますが、合格可能性20%以下と評価されます。

合格確率20%以下なので、5年受けても受かるかわからないということです。

そのためもし今の実力のまま受けても、かなりの確率で落ちます。

しかしE判定が出たからと言って落ち込んでいてはダメです。

 

あくまでも今受けたらの結果

実力テストの結果はあくまでも今その高校を受けた場合の想定の結果です。

今の実力でこの高校を受けたら合格率はこのくらいだよと教えてくれるのが偏差値であり判定結果です。

なのであくまでも判定結果は参考までに捉えてください。

もちろんA判定やB判定が出たら嬉しいでしょうし、このまま勉強を続ければ志望校に受かる可能性が高いということです。

逆にD判定やE判定が出たらしっかりと反省するところは反省して、すぐに切り替えて勉強をしましょう。

落ち込んでいては時間の無駄です。

しっかり反省するところは反省をして、次に生かせるように活用するのが実力テストの活用法です。

 

2ヶ月・3ヶ月おきに受ける

実力テストや模擬試験は一定期間おきに受けることをオススメします。

決して連続で受けても意味はありません。

実践を積むという面ではいいですが、費用がかかったり時間がかかったりとそれ以外のデメリットが多すぎます。

目安としては2ヶ月か3ヶ月おきに受けましょう。

勉強は1周間や2週間のような短いスパンで結果が出るものではありません。

 

実力テストはなるべく早く受ける

上記で実力テストの意義やメリットなど説明してきました。

受験を意識するのであれば、受けることをオススメする実力テストですが、加えるならなるべく早めに受けることをオススメします。

よく中学3年生の夏休みに受けるという生徒がいますが、はっきり言って遅すぎます

実力テストを受けて自分の立ち位置を知り、勉強の必要性を感じるようになります。

もし夏休みに実力テストを受けても、結果が返ってくるのは夏休みの終盤頃になります。

そんなときに自分の実力が分かっても、夏休みはほぼ終わっているのでもう遅いです。

夏休みの前には自分の実力がすでにわかっていなければなりません。

そのため、実力テストは早めに受けることをオススメします。

遅くとも中学2年生の冬頃には1回は受けるようにしましょう。

そしてうまく実力テストを活用し、志望校までの道のりを確認しながら勉強を進めていきましょう。